PLTウォレットステーキングガイド②:ステーキングの実行
ステーキングの仕組み
パレットのステーキングは3日ごと(*)のサイクルに分かれて実行され、下図の3サイクルを経て初回報酬を得ることができます。一度ステーキングが完了すると、サイクルごとに引き続き報酬を獲得することが可能です。
直近のサイクルは9月13日12時3分に開始されているため、9月16日12時3分までに申請を行った場合、9月22日に初回報酬を受け取ることができます(上図緑色のスケジュール)。
(*) ステーキング報酬サイクルは、パレットチェーン上でブロックが17,280個生成されるごとに切り替えられます。ブロック生成は約15秒ごとに行われるため、17,280*15秒 = 72時間 (3日) と計算されます。ブロック生成の時間は変動することがあるため、報酬分配のタイミングも合わせて変動する場合がございます。
(追記:第一回報酬分配は9/22 13:23頃に行われました。)
Cycle 1:ステーキング申請
このサイクル期間内にステーキングの申請が行われたPLTはロックアップが設定され、申請の解除を行うことはできません。また、3日間の同一サイクル中であれば、どのタイミングで申請を行ってもサイクル切り替え時には次のサイクル(ロックアップ)に進むことが可能です。
Cycle 2:ロックアップ
ステーキングの申請が完了した次のサイクルでは、申請したPLTには3日間のロックアップが設定されます。ロックアップの解除は行うことができません。
Cycle 3:ステーキング実行
ロックアップ期間が完了するとステーキングが開始され、以後のサイクルではサイクルが終了するごとにステーキング報酬が配布されます。
ステーキング実行中はステーキングの解除申請が可能であり、申請を行ったサイクルが終了した際にロックアップが解除されます。また、解除申請を行ったサイクル分の報酬は分配が行われます。
以下に、実際にステーキングを行う際の手順を記載します。
1–2. アドレスの準備及びPLTのパレットへのクロスチェーン
ステーキングを行うための手順1–2については、以下のステーキングガイド①及びQ&Aをご参照ください。
PLTウォレットステーキングガイド①:アドレスの作成とクロスチェーン
本記事では、2021年8月27日にリリースしたPLTウォレットの利用方法をご説明します。
hashpalette.medium.com
3. ステーキングの実行手順
手順3–1. ステーキングの申請
パレットアドレスのトップ画面「ステーク」を選択し、画面中央の「金額」の欄にステーキングに用いるPLTの数量を記入してください。
その後、ステーキングを行うノード (*)を選択し、次の画面で選択内容を確認して「決定」をクリックするとステーキングが完了します。ステーキングはパレットチェーン上で行われ、ガス手数料は発生しません。
なおステーキング機能リリース時、PLTウォレット上では「Hashpalette」及び「HashPort」の2つのノードからステーキング先を選択できます。
(*) ノード及びステーキングの詳細については、ホワイトペーパーも参考にしてください。
手順3–2. ステーキング状況の確認と待機
ステーキングの申請が完了すると、画面右上の「マイステーキング」にて申請状況の確認が可能となります。申請を行った日時に応じて、3~6日のロックアップを経てステーキングが開始されます。
手順3–3. ステーキング報酬の確認と受け取り
ステーキング実行中では、サイクルが切り替わる3日ごとに報酬が付与されます。獲得した報酬量はステークページで確認でき、下図の「受取申請」から一括で受け取ることが可能です。
(補足)ステーキングの解除
ステーキング実行中は、画面右上の「マイステーキング」画面からステーキングの解除を行うことが可能です。解除したいPLTの枚数を指定し、決定をクリックしてください。
ステーキングの解除を申請したPLTの枚数はマイステーキングページで確認を行うことが可能です。申請を行ったサイクルが終了するタイミングでロックアップが解除されます。
注:ステーキングの表記について
パレットのホワイトペーパーでは、ブロックチェーンのノード運用を行うコンソーシアムメンバーによる「ステーキング(Staking)」とPLT保有者がノードに対して行う「委任(Delegation)」を区別しておりますが、PLTウォレット及び本記事では、委任についても広義にステーキングとして記載しております。